最近作業で夜更かしすることが多く、寝る前の歯磨きのときにテレビをつけます。
いつも面白く見ているのが「鉄道ひとり旅」という番組。
全国の鉄道を旅し、適当な駅で降りて食事をしたりする、かなり自由な番組です。
今ネットで調べてみたのですが、この番組で旅をしているのは、お笑いコンビダーリンハニーの吉川正洋さんという人らしい。
電車のことに詳しいですし、発車するときワクワクされています。
このような人を「乗り鉄」というんですかね。鉄道ファンだということが分かります。
うらやましいなと思うのは、このような方は人の評価が関係ない(ように見える)こと。自分が楽しむことで完結しているんですよね。
私は学生のときバンドを組んでいたのですが、ライブをすることが目標だったりしたので、自分が好きではない曲でもお客さんのためにやらなければならなかったりで、楽しくないことも結構ありました。
そうなると長続きしません。
私は音楽リハーサルスタジオで働いていたこともあるのですが、同僚にバンドを組んでいる二人のスタッフがいました。
どちらのスタッフのバンドも定期的にライブはするものの、バンド活動自体を楽しんでいるようでした。
そうなると、本人たちさえよければ、一生楽しめる趣味になるわけですね。
「鉄道ひとり旅」の吉川さんの本職はお笑いです。
お笑いが好きでコンビを組んでいらっしゃるのだと思いますが、お客さんに支持されなければ食ってはいけません。
そうなると、お笑いの仕事が楽しいとばかりはいっていられないときもあるのではないかと思います。
吉川さんが番組の中で終始楽しそうにされているのは、乗り鉄を純粋に楽しむためにやられているからなんだろうなと思いました。